こんにちは。10連休始まりましたね。
連休初日ですが、今日は少しヒヤッとする「早期退職」に関する話をします。
転職活動時の注意点も書くので参考にしてください。
もくじ
30代で早期退職の経験
私は前職で大手外資系IT企業の業務に従事していました。
しかし、その企業との契約解除により自社の事業部がなくなり、勤務地である事業所も閉鎖。結果的に早期退職を経験しました。
以前のブログでも書いていますが、私は5回の転職で役職、年収共に下がったことはありません!
人員整理は一番のコスト削減
企業のコスト削減方法として業務請負先が変更されることは少なくなりません。
テレビドラマの1シーンでも見たことある人は多いと思いますが、業務請負会社が大手メーカーから契約を切られるシーンがありますよね。大幅な人員整理や廃業、最悪倒産になります。
多くの企業で「人材は人財」と言われていますが、一方で人件費が一番の経費なのも事実です。利益が減少すれば、間接部門の費用削減、請負会社の変更や契約解除によるコスト削減を考えることは当然のことです。
結果的に、業務請負業の社員はそのあおりを一番受けやすく、そこで働く社員は「終身雇用」と言う働き方からも一番遠い存在かもしれません。
個人の能力に関係ないリストラもある
早期退職制度と聞くと、能力のない社員が切られるイメージもあると思いますが、能力があっても切られることもあります。
私の前職は1つの会社から100%完全業務委託で成り立っている会社でした。
元請けのメーカーが業務委託先を変えるとなった時には、私の勤務していた請負会社の社長から平社員まで早期退職せざるを得ない状態に陥ることになりました。
深い話は省きますが、そんな会社もあります。。。
1つの会社で依存しすぎると転職できない人材になる
日本には1つのことをやり通すことを美とする国民性があります。しかし、それを現代のサラリーマンに適用することは難しくなっていくでしょう。
私の知っている人の中で、1つの会社で1つの業務を、10年、20年とやっている人がいました。しかし、ある日突然の契約解除通告。それだけ長い間やっているので、自分の仕事が無くなることを想定してませんでした。
会社への依存度が大きければ大きいほどデメリット
転職を考えた時、今いる会社への依存度が大きければ大きいほどデメリットになることもなります。
- 勤続20年を誇りに思っていたとしても、40代のリストラの現実が重くのしかかる。
- 勤続20年のノウハウが20年前からほぼ変わっていなければ、古すぎて他社で活かせない。
- 転職ができても、前のやり方に固執しすぎて、新しいものを受け行けることができない。
- 人材マネジメントの経験者でなければ、さらに転職も厳しい・・・。
- 一歩会社の外に出たら、今の年収が担保できない。
転職する時の年齢が高いほど、転職先の期待値も高くなります。
それは、新しいノウハウを持ってきてくれる人材であったり、今いる人材を育ててくれる人材のことです。
一つのやり方に固執する人や、柔軟性の無い人の場合、転職活動は想像以上の苦労をします。
転職市場での、自分の客観的な価値を知る重要性
もし皆さんが1つの会社で長く働いていれば、今一度、自分の客観的な価値を考えてみてください。それは社内ではなく、社外から見た自分です。
また、皆さんの業務がアウトソーシングできそうであれば、そのノウハウが他社でも汎用的に活かせるものか、今いる会社でしか使えないノウハウなのか・・・。
私が経験したように自分の仕事が無くなる可能性がゼロではない限り、勤めている会社のネームバリューや規模に頼らないキャリアを積むことが重要です。転職を考えていなくても、自分の客観的な価値を知るために、転職エージェントのカウンセリングを受けることも効果的です。会社の業績に左右されず、早期退職になった時でもキャリアアップできる人材でいられるような働き方をしましょう!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。